
こんにちは。
神奈川県相模原市南区の、小田急相模原駅近くにある学習塾「くばと塾」です。
夏休みも近づいてきたので今回は小6・中3・高3受験生が夏を過ごすうえで大切な考え方である、
「視座を高める」必要性
について書きました。
①第一志望校を目指しても第一志望校にはとどかない
多くの受験生が、当たり前ですが第一志望校を目指して勉強に励みます。
その結果どうなるかというと、受験直前の最後の模試の判定は、
合格可能性20~40%
という、
合格する可能性がないわけじゃないけど不合格になる可能性も高い
という状態になります。
要するに、
第一志望校の受験が「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という、いわば一か八かの状態
になってしまうのです。
なぜこのような状態になってしまうのでしょうか。
人間はできるだけ楽をしたい生き物である
受験生は毎回の模試で成績が上がれば、

このままいけば大丈夫だろう
と油断し、次の模試では成績を落とし、また慌てて勉強して成績を上げる、ということを繰り返します。
そして成績の上げ下げを繰り返しながらも、第一志望校目指して徐々に成績は上がってくるかもしれません。
しかし、あくまで本人が合格の可能性の感じられる程度の成績が取れるまでにしか、その受験生は努力しなくなります。
そのため受験直前の最後の模試の判定が、
合格可能性20~40%
という、どうにも微妙な状況になってしまいます。
そうして、受験当日はいわば博打のような状態で臨まなければならなくなるのです。
これは、一部の特別な人を除いて、大抵の人は皆、



できるだけ楽をして成果を得たいなあ
と思い、本人の想像する最低限必要な努力しかしない、という性質があるからです。
ではどうすればこうした事態を避けられるのでしょうか。
チャレンジ校を決め、全力で合格を目指す
唯一の解決法は、
第一志望校よりも2~3ランク上の「チャレンジ校」を設定し、その学校の合格を目指して全力で勉強する
ということです。
こうすることにより、チャレンジ校の合格にはとどかないかもしれませんが、それよりもランクが下の第一志望校の合格可能性は確実にアップします。
東京の大手塾に勤めていた頃、自教室でお預かりしている受験生の第一志望校合格率が低い年が何年か続いていたことがありました。
そこで、翌年の受験生にはチャレンジ校を設定してもらうようにし、実際にチャレンジ校も受験してもらうようにしました。
その結果、教室内の受験生の第一志望校合格率が飛躍的にアップしたのです。
特に難関校が第一志望の受験生については効果が顕著に表れました。
大手塾でのこうした経験から、くばと塾でも受験生にはできる限り「チャレンジ校」の設定を勧めていて、高校受験では県立入試において5年連続全員合格するという、素晴らし結果となっています。
(それらは全て生徒一人ひとりの努力の賜物であり、くばと塾はあくまでサポートしたに過ぎない、ということはいうまでもありません。)
「夏は受験の天王山」といわれるように、この夏休みで大きく成長をとげる受験生もいれば、夏休みの過ごし方に失敗してしまい成績が下降してしまう方もいます。
夏休みに入る前に正しい考え方を身につけて、充実した夏を過ごしてもらえると何よりです。
くばと塾ではがんばる受験生を全力でサポートいたしますので、気になった方はぜひお問い合わせ下さい。
以上、「『視座』を高める3つのポイント」でした。
それではまた。