
夏の甲子園が終わりました。
今年は小田急相模原校から近い、東海大相模高校が出場しているということで、夏の甲子園大会をTVで観戦していました。
夏の甲子園大会をTVで観戦するのは、2006年の早稲田実業VS駒大苫小牧の劇的な決勝戦を観戦した以来です。
約10年振りに何気なく準々決勝の試合を見たところから始まって、そのまま決勝戦までTV(録画)で観戦してしまいました。
監督の「代えない」という判断
東海大相模VS仙台育英の決勝9回表6対6の同点、東海大相模の攻撃。
バッターは東海大相模の9番小笠原投手からの打順で、Wエースの吉田投手が控えていることを考えると、打撃力のある控えの代打者に代える場面です。
しかし、東海大相模の門馬監督は代打を起用せずそのまま小笠原投手をバッターボックスに送り出します。
この判断の結果、小笠原投手は初球を決勝打となる見事なソロホームランを放ち、それに続けとばかり次の打者達もヒットを放ち9回表に一挙に4得点を上げ、東海大相模を優勝へと導きました。
流れを読んで判断を下す
なぜ門馬監督は「代えない」という判断をしたのでしょうか。
ここからは素人の推測ですが、6回裏に仙台育英が東海大相模に同点に追いついてから8回裏までは、素人なりに観ていて甲子園球場全体に仙台育英の勝利を後押しするムードが出ていました。
しかし、8回裏2死の場面で小笠原投手の投げた球がバッターに当たり、あわやデッドボールかと思いきや主審はストライクの判断をして3死チェンジとなります。
ここで東海大相模が、仙台育英の押せ押せのムードを断ち切ったように感じられました。
いわゆる「流れが変わった」という瞬間です。
門馬監督はこの「流れが変わった」ことを感じ取り、流れを変えた1球を投げた小笠原投手を続投させるという「代えない」判断をしたのではないかと思います。
経営者として流れを読む
流れを読んで判断を下す。
これができるようになることは経営者として必要不可欠であり、今回あの「代えない」という判断を下して甲子園優勝を勝ち取った門馬監督には、勝手ながら大変勉強させてもらいました。
「地域に必要とされる学習塾」になる努力をすることはもちろんですが、経営者として流れをしっかり読み、流れを掴んでいけるようにしたいと思います。
以上、「経営者の目線で見た夏の甲子園」でした。