記憶と復習の関係

今回は「記憶と復習の関係」について書きます。

くばと塾には成績保証制度があります。

中高生は、

入塾後3回以内の定期テストで入塾前と比べて+20点、または80点以上(100点満点の場合)取れなければ1ヶ月無料で授業を行う

という内容です。

くばと塾開校以来多くの生徒がこの成績保証を達成しており、2023年12月時点でその達成率は96.6%と、非常に高い割合となっています。

但しこの保証制度には条件があります。

それは、

  • 10分以上の遅刻、当日欠席が3回以内であること
  • 宿題(丸つけ含む)の未実施が3回以内であること

というものです。

①②ともに勉強や通塾に対する姿勢が正しく取れているかを見るものです。

が、特に②は人間の脳の性質を考慮した条件になります。

その人間の脳の性質とは、

「脳は一度記憶した内容を急速に忘れていく」

ということです。

上のグラフは「エビングハウスの忘却曲線」を参考に作成したものです。

このグラフを見ると、

一度記憶した内容を100%としたとき、

・何も復習しなければ1時間後には50%以上、
・2日後には70%以上忘れてしまい1週間後には20%程度しか覚えていられない

ということになります。

どれだけ授業で新しいことを学習しても何も対策を打たなければその殆どを忘れてしまって、定期テストや入試などで使いものにならないのです。

では、復習をするとどうでしょうか。

新しいことを学習して翌日(半分程度忘れた頃)くらいに復習して95%以上思い出す作業を行ったとします。

生徒

一度復習したんだからもう大丈夫だろう。

と思いきや、それでもやはりすごい勢いで忘れていきます。

ですが、初めて記憶したときと比べると忘れるスピードはゆっくりになります。

1日~数日程度に間隔を空けて“再び思い出す作業(復習)”を2回、3回と繰り返し行うと、忘れるスピードはどんどんゆっくりになり、“長期間覚えていられる記憶(長期記憶)”になっていきます。

こうした脳の特性を踏まえ、くばと塾では1週間のうち3日程度に分けて復習をするように宿題を出しています。

授業では問題を解くテクニックや注意すべき点を効果的に伝え、その内容を長期間覚えていられるように宿題で繰り返し復習を行う、ということを繰り返して行けば、成績は間違いなく上がります。

くばと塾の成績保証達成率が97.2%と高い割合になっているのは、決して特別なことをしているからではありません。

むしろ当たり前のことをきちんと積み重ねた結果であると確信しています。

  • どうにか定期テストの点数を上げたい
  • 何としてでも志望校に合格したい

という強い気持ちがあるお子様やご家庭は、ぜひくばと塾にお問い合わせ下さい。

くばと塾はそんな貴方のお役にきっとなれると思います。

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