どんな学習塾でも、成績が伸びる生徒がいれば伸びない生徒もいます。
成績が伸びない原因は様々ですが、決定的なものについて今回は書きたいと思います。
行動を抑制する「自制心」が不可欠
どんな塾に通っても成績が伸びない原因、それは「自制心がないこと」です。
自制心とは、誘惑や衝動に直面した際に、自己の意思で感情、思考、行動を抑制する気持ちのことです。
成績を伸ばすためには、これまでよりもシビアに勉強に取り組む必要があります。
例えば家庭学習の時間を増やすことだったり、宿題で間違えた問題をこれまで放置していたところをもう一度解き直すことだったり、というようなことです。
1日は24時間で変わることがないので、学習時間を増やすには同じだけ何かに費やしていた時間を削らなければなりません。
睡眠時間や食事の時間を削ると健康面で悪影響が出てしまうため、結果としてTVやゲーム、スマホなどの娯楽の時間を削る以外に選択肢がありません。
こうした自分にとって心地いい時間を削り、勉強の時間に置き換えるには、誘惑に負けずに行動を抑制する「自制心」が不可欠なのです。
「自制心」はご家庭での教育によって身につくもの
この「自制心」はどうしたら身につくのでしょうか。
学習塾でも、生徒が自制心を持って学習に取り組めるように様々な働きかけをします。
宿題をやってこなければ後日再提出を促したり、三者面談を行って保護者・講師とルールを決めたり、というようなことです。
しかし、生徒が塾で過ごす時間は全体からみると非常に限られており、自宅で過ごす時間を講師は提案できても、コントロールするのは不可能です。
生徒が自宅でどのように過ごしているかを把握し、その場で随時正しくなるよう働きかけることができるのは保護者の方々だけなのです。
当然のことですが、お子様は学年が上がるにつれて精神的に自立していくため、保護者の言うことは聞かなくなってきます。
そのため、育児のできるだけ早い段階でお子様が自制心を持てるように働きかけることが必要なのです。
「子どもには自由に生きてもらいたい」ということと、ただ甘やかして「我慢すること」や「感情を抑制すること」を経験させないことは全く別物です。
むしろお子様が将来自分の夢や目標を実現する上で、「我慢する力」や「感情を抑制する力」が必要になる場面は必ず出てきます。
ですから、そのときのことを考えて自制心を持てるように働きかけることが大切です。
「自制心」の有無はすぐには分からない
だからといって、塾に通って成績が上がらないのは全て生徒の「自制心」が欠如していることが原因というわけではありません。
単に塾の指導法がその生徒に合っていないだけだったり、塾の先生との相性が悪かったりすることも多々あります。
また親の目から見ると、
うちの子は親のいうことも聞かないし、塾に行かせてもきっと上手くいかないわ。
と思えるような、現在塾に通っていないお子様もいるかもしれません。
しかしそんなお子様が実際に塾に通い始めると、何かをきっかけに成績が向上することがよくあります。
現在の塾で満足に成績が伸びていないと感じたら、他の学習塾に転塾してみて、お子様の変化の有無を見てみることをお勧めします。
転塾をいくら繰り返してもお子様の勉強に取り組む姿勢に変化が見られない場合、そのときはご家庭やお子様自身に原因があるはずです。
そのような場合は、残念ながら塾側にはどうすることもできないため、ご家庭による改善が必要です。
どの塾に通うかはお子様に決めてもらう
ご家庭の中には、お子様の意思に反して保護者の方が転塾を決めたり、新しく塾に入れられるというご家庭もいらっしゃいます。
しかし、こうするとお子様の「自制心」が働かなくなってしまい、成績が上がるどころか悪化の一途をたどってしまいます。
なぜかというと、自分の意思で通塾することを決めたわけではないのに、自分の行動を抑制できるわけがないからです。
まずは体験授業などを利用して、お子様本人にどの塾に通うのかを決めてもらいます。
そうするとお子様も「自分で決めた塾だからがんばろう」と、はじめて「自制心」が発動するのです。
また、通塾しているうちに勉強が疎かになってきたときは、保護者の方からも「自分で決めたんだからがんばりなさい」と注意することもでき、
やはりこの声かけもお子様の「自制心」が働くきっかけになります。
こうした理由から、どの塾に通うかはお子様に決めてもらうことはとても大切なことだといえます。
くばと塾では
くばと塾では、こうしたことを踏まえて指導に当たります。
入塾テストもありませんから、4回の無料体験授業を受けてもらってよほどのことがなければ、基本的にどんな学力の生徒でも受け入れます。
しかし、家庭学習などに改善が見られず成績不振に陥ったままの生徒には、ときには他の学習塾の体験授業を受けてみるように勧めることもあります。
他の塾の指導を見てもらい、あらためて当塾と他塾のどちらでがんばりたいかをお子様はもちろん、保護者の方にも選んでいただきたいからです。
その結果、「やっぱりくばと塾でもう一度がんばりたい」と言っていた
だけたらこの上ないですが、他塾を選ばれた場合でも後悔はありません。
他塾に転塾して、お子様がそれをきっかけに成績を向上させることができれば目的は果たせたことになるからです。
転塾して、それでもお子様の成績が上がらなかったとしても、
くばと塾でも他の塾でもダメだということは、自分に原因があるかもしれない。
と考えるきっかけにはなります。
このようにどちらに転んでも、何かしら前に進むことになるのです。
学校は選べないが塾は選べる
学習塾は第三の教育機関といわれますが、塾の良いところは「自由に選べる」ことです。
学校も受験をすれば合格した中から選べますが、例外を除いて一度入学してしまうと卒業までは基本的に同じ学校に通い続けます。
実際通うと入学する前のイメージと違っていたり、相性が合わない先生が担当になる教科があっても、簡単に別の学校に途中で編入したり1科目だけ別の学校で授業を受けるというわけにはいきません。
ですが、学習塾は基本的に1ヶ月単位で通塾することができ、入塾して合わないと感じたら翌月から別の塾に転塾することが可能です。
また、数学は今の塾で満足しているけど英語の先生が合わないという場合には、英語だけ別の塾で授業を受けるということもできます。
学校では自由に先生を選ぶことができないわけですから、せめて塾くらいはお子様自身に自由に選んでもらいたい、というのがくばと塾の基本方針です。
そしてくばと塾は「より多くのお子様やご家庭に選ばれる塾でありたい」と、日々の学習指導に切磋琢磨しております。
学習面で現状に満足できないお子様やご家庭は、ぜひくばと塾の4回の無料体験授業にお申し込み下さい。