
こんにちは。
神奈川県相模原市南区の、小田急相模原駅近くにある学習塾「くばと塾」です。
今回は「国語の文章問題が得意になるコツとは?」について書きます。
1. ただ何となく解いていてはいけない
国語の文章問題が得意になるためには、まず「ただ何となく解く」ことをやめなければなりません。
・勉強が苦手な生徒ほど「何となく」答える
国語の文章問題に限らず、勉強が苦手な生徒は、問題に対して「ただ何となく」答えを出してしまっていることが多いです。
しかしその回答が正解でも不正解でも、「ただ何となく」答えを出してしまっているうちは、学力が上がることはありません。
・何となく出した「答え」には再現性がない
なぜなら、「何となく答えを出している」ということは「根拠を持って答えている」わけではないということであり、その答えの出し方には再現性がないからです。
「何となく答えを出している」ということは、今現在ではこの答えを出したけど、明日は何となく別の答えを出す、ということです。
答えに至る根拠を持たずに答えを出しているわけですから、そんな状態ではいくら問題を解いたところで正答率が上がるわけもありません。
・考えることを放棄している生徒の学力が向上することはない
「何となく答えを出している」というのは、いわば「考えることを放棄してしまっている」状態です。
そして、勉強とは基本的に「思考力(考える力)」を身につけるためにするものです。
考える力を身につけるための勉強で、考えることを放棄してしまっては力のつけようがありません。
2. 自分なりに根拠を持って答えを出す
国語の文章問題が得意になるためには、「自分なりに根拠を持って答えを出す」ことが大切です。
・一生懸命考えた上で見つけた根拠は間違っていてもいい
「その根拠が見つけられないから、何となくでしか解けないんじゃないか」
という意見もあるかもしれません。
しかし、見つけられないなら見つけられないなりに、
「ここが根拠となる部分なんじゃないか」
と仮説を立ててその部分を根拠として答える、という手順を踏むことが重要です。
一生懸命考えた上で見つけた根拠が例え間違っていたとしても、それで全然構いません。
・大事なのは「常に根拠を持って答える」ということ
大事なのは、国語の文章問題を解くときは「常に自分なりに根拠を持って答える」ということです。
解く問題全てにおいて、自分なりに根拠を持って答えるには、しっかり文章を読んで根拠となる部分を探さなければなりません。
この「しっかり文章を読んで根拠となる部分を探す」という作業こそが、国語の文章問題を得意にするコツなのです。
・いずれは正しい根拠を見つけられるようになる
国語の文章問題演習で、いつも「しっかり文章を読んで根拠となる部分を探す」ようにしていれば、いずれは正しい根拠を見つけられるようになります。
そしてこの「自分なりに根拠を持って答える」という方法は、他のどの科目の勉強にも応用がききます。
なぜなら、どの科目の問題でも、正解を導き出すための「根拠となる部分」が必ず存在するからです。

3.「なぜこれが正解なのか」を考える
国語の文章問題が得意になるためには、問題を解いて間違えたときに「なぜこれが正解なのか」を考えることが大切です。
・間違えたときは「正解」を深掘りする
問題を解いて間違えたときは「正解」を深掘りします。
具体的にいうと、まず出題された文章の中から「正解」の根拠となる部分がどこかを確認します。
この「正解の根拠となる部分」は、大抵の塾用教材・過去問であれば解答・解説に載っています。
もしも載っていなければ、「正解」の内容から自分なりに推測します。
・「正解」を導き出すための根拠の探し方を身につける
単に◯✖️をつけるのではなく、この「深掘り」をすることで、自分の考え方のどこが間違っていたのか、正解を導き出すには文章のどの部分を根拠とすればよかったのかが分かるようになります。
問題演習をする毎に、ここまでしっかり「深掘り」をするようにしていけば、比較的短期間で成果が出てきます。

ホントにこれだけで国語の文章問題が得意になるのかしら……。
そう思われるかもしれませんが、
- 国語の文章問題を解くときは、自分なりに根拠を持って答えを出す
- 間違えたときは、正解を見て「なぜこれが正解なのか」を考える
の2点をしっかり取り組めば、国語の文章問題は得意になります。
なぜなら、ほとんどのお子様はここまでしっかりと取り組んでいないからです。
・深く考えるのは面倒くさい
文章問題を解くときに、自分なりに根拠を持って答えを出したり、間違えたときに正解を見て「なぜこれが正解なのか」を考えるというのは、一言でいうと「面倒くさい」作業です。
「面倒くさい」から、ほとんどのお子様はここまで深く考えようとしません。
だからこそ、逆に「深く考える」練習を積み重ねることで、他のお子様よりも高い読解力を身につけることができるようになります。
4.まずは選択問題と書き抜き問題から
国語の文章問題が得意になるためのステップとして、まずは「選択問題」と「書き抜き問題」を重点的に練習することをおすすめします。
・記述問題は国語が得意になってからでいい



記述問題は練習しなくていいのですか?
記述問題は読解力に加えて記述力も必要になるため、国語が苦手なお子様は後回しにしてもかまいません。
「あれもこれも」と手を出すよりも、優先順位をつけて取り組んだ方が、確実にレベルアップしていきます。
・選択問題と書き抜き問題を徹底的に練習する
くばと塾で国語の指導をする際は、まずは比較的回答しやすい「選択問題」と「書き抜き問題」を重点的に練習して、
- 自分なりに根拠を持って答えを出す
- 間違えたときは「なぜこれが正解なのか」を考える
というクセを徹底的に身につけてもらいます。
それがある程度できるようになれば、少しずつ記述問題の練習を織り交ぜていくようにします。
こうすることで、多くのお子様が国語の文章問題を克服しています。
この記事を読んで少しでも気になった方は、ぜひ一度くばと塾の4回の無料体験授業をお試しください。
心よりお待ちしています。