記憶と復習の関係
今回は「記憶と復習の関係」について書きます。
くばと塾には成績保証制度があり、中高生は入塾後3回以内の定期テストで
入塾前と比べて+20点、または80点以上(100点満点の場合)取れなければ
1ヶ月無料で授業を行う、という内容です。
くばと塾開校以来多くの生徒がこの成績保証を達成しており、2019年7月
時点でその達成率は97.2%と、非常に高い割合となっています。
但しこの保証制度には条件があります。
それは、
①10分以上の遅刻、当日欠席が3回以内であること。
②宿題(丸つけ含む)の未実施が3回以内であること。
というものです。
①②ともに勉強や通塾に対する姿勢が正しく取れているかを見るもの
ですが、特に②は人間の脳の性質を考慮した条件になります。
その人間の脳の性質とは、「脳は一度記憶した内容を急速に忘れていく」
ということです。
上のグラフは「エビングハウスの忘却曲線」を参考に作成したものです。
このグラフを見ると、一度記憶した内容を100%としたとき何も復習しなけれ
ば1時間後には50%以上、2日後には70%以上忘れてしまい1週間後には20%
程度しか覚えていられないことになります。
ということは、どれだけ授業で新しいことを学習しても何も対策を打たなけれ
ばその殆どを忘れてしまって、定期テストや入試などで使いものにならないの
です。
では、復習をするとどうでしょうか。
新しいことを学習して翌日(半分程度忘れた頃)くらいに復習して95%以上思
い出す作業を行ったとします。
「一度復習したんだからもう大丈夫だろう」と思いきや、それでもやはりすご
い勢いで忘れていきますが、初めて記憶したときと比べると忘れるスピードは
ゆっくりになります。
1日~数日程度に間隔を空けて"再び思い出す作業(復習)"を2回、3回と繰り返
し行うと、忘れるスピードはどんどんゆっくりになり"長期間覚えていられる
記憶(長期記憶)”になっていきます。
こうした脳の特性を踏まえ、くばと塾では1週間のうち3日程度に分けて復習
をするように宿題を出しています。
授業では問題を解くテクニックや注意すべき点を効果的に伝え、その内容を
長期間覚えていられるように宿題で繰り返し復習を行う、ということを繰り返して
行けば、成績は間違いなく上がります。
くばと塾の成績保証達成率が97.2%と高い割合になっているのは、決して特
別なことをしているからではなく、むしろ当たり前のことをきちんと積み重ね
た結果であると確信しています。
「どうにか定期テストの点数を上げたい」
「何としてでも志望校に合格したい」
という強い気持ちがあるお子様やご家庭は、ぜひくばと塾にお問い合わせ下さ
い。
くばと塾はそんな貴方のお役にきっとなれると思います。