
こんにちは。
神奈川県相模原市南区の、小田急相模原駅近くにある学習塾「くばと塾」です。
今回は「中学受験6年生の4月、模試結果との向き合い方と、親の関わり方」について書きます。
中学受験は最後の最後まで「水もの」!?
ゴールデンウィークが明けて、各塾で実施された大型模試の結果が返ってくる時期です。
中学受験を目指す小6のお子さんがいるご家庭では、第一志望校の判定を見て一喜一憂しているのではないでしょうか。
保護者様第一志望が合格率20%未満の判定…うちの子、もう間に合わないかもしれない…。



合格率80%〜の判定が出た!このまま勉強を続ければ大丈夫🎵
そう思った方、どちらも要注意です。
そもそも中学受験は、最後の最後まで「水もの」です。
私がこれまで指導してきた中学受験生の中には、
- 入試直前の偏差値に対して10以上も下のランクの学校に不合格になった生徒
- 入試直前の偏差値に対して15以上も上のランクのチャレンジ校に合格した生徒
どちらも複数います。
入試直前の偏差値ですらこれだけ結果が割れるのです。
ましてや4月時点の判定など、本番の合否を予測する材料としてはほとんど意味を持ちません。
中学受験の偏差値は「夏」と「秋」で大きく動く
理由は、中学受験のカリキュラムの構造にあります。
中学受験の学習内容は、6年生の夏休みまでに全範囲が一通り終わるように組まれています。
つまり、4月時点ではまだ未習・未定着の単元が大量に残っているのです。
特に算数の「比」「割合」「速さ」の応用、理科の「てこ」「電気」、社会の「公民」あたりは、4月時点で完璧に解ける小6生はほとんどいません。
模試はこれらの単元も含めて出題されるため、4月の時点では「できなくて当たり前」の問題が多く含まれているのです。
そして、これらの単元を本格的に仕上げるのが夏休みの約40日間であり、その後の9月〜11月の過去問演習で志望校に特化した実戦力をつけていきます。
つまり、中学受験生の偏差値は、「夏」と「秋」の2回、大きく動くのです。
4月時点はあくまで「スタート地点」であり、「ゴール」ではありません。
合格率20%未満から合格した生徒と、合格率80%〜から不合格になった生徒の差
以下は、私がこれまで指導してきた中で、特に印象に残っている小6生4名の4月模試判定と最終結果です。
| 生徒 | 第一志望校 | 4月判定(合格率) | 結果 |
|---|---|---|---|
| Aくん | 偏差値58の中堅上位校 | 20%未満 | 合格 |
| Bさん | 偏差値55の中堅校 | 20%未満 | 合格 |
| Cくん | 偏差値52の中堅校 | 80%〜 | 不合格 |
| Dさん | 偏差値60の上位校 | 50〜80%未満 | 不合格 |
同じクラスで同じ授業を受けて切磋琢磨し、受験に臨んだ4名ですが、4月の判定と本番の結果はまったく一致していません。
ではAくん・Bさんと、Cくん・Dさんの違いは何だったのか。
実は、これは生徒本人の差というよりも、親御さんの関わり方の差でした。
合格した生徒のご家庭と、不合格になった生徒のご家庭の間には、明確な違いがあったのです。
「伸びる子の親」に共通する3つの関わり方
私がこれまで多くの中学受験生のご家庭を見てきた中で、最後まで実力を伸ばし、第一志望や、それ以上のチャレンジ校に合格していく生徒の親御さんには、共通する3つの特徴があります。
① 子どもに勉強を「無理強いしない」
伸びる子の親御さんは、子どもに勉強を強制しません。
「やりなさい」「机に向かいなさい」と無理に勉強させるのではなく、子ども自身が「やろう」と思える環境を整えることに徹しています。
中学受験は1年以上の長丁場です。親が無理強いしてやらせる勉強では、夏を超える前に子どもが疲弊してしまいます。
逆に、自分の意思で取り組んでいる子は、夏休みの過酷な勉強量にも耐え、9月以降に大きく伸びていきます。
② 勉強のことで「ガミガミ言わない」



なんでこんな問題も解けないの。



あれだけ言ったのに、まだやってないの。



このままじゃ志望校に受からないよ。
——こうした言葉は、親としては「叱咤激励のつもり」かもしれません。
しかし、子どもにとってはただのストレスでしかありません。
伸びる子の親御さんは、勉強の出来不出来でガミガミ言うことが極めて少ないです。
できなかった問題があれば、



次はできるようになるといいね。
と伝え、模試の結果が悪くても、



どこが原因だったかな?
と冷静に分析する姿勢を見せます。
親が冷静でいられると、子どもも冷静に自分の弱点と向き合えるようになります。
③ 子どもの意見や気持ちを「尊重する」



お母さん(お父さん)はこの学校に行ってほしいけど、あなたはどう思う?



この塾の宿題、量が多くて大変?何か工夫できることはある?



今日は疲れてるみたいだから、勉強は明日に回そうか。
伸びる子の親御さんは、こうやって子どもの意見や気持ちを聞き、尊重する会話を日常的にしています。
中学受験は本来、子ども本人の挑戦です。
親が主導権を握りすぎると、子どもは「やらされている」という感覚から抜け出せず、本番直前で気持ちが折れてしまうことが多いのです。
一方、自分の意思で受験に臨んでいる子は、たとえ模試で悪い結果が出ても「次はがんばろう」と自分で立て直す力を持っています。
親御さんの「焦り」が、お子さんの可能性を狭めてしまうことも
3つの共通点を裏返せば、「伸びにくい子の親」の特徴も見えてきます。
中でも特に注意していただきたいのが、



何としてもやらせないと…。
と焦るあまり、子どもの睡眠時間を削ってまで夜遅くまで勉強させてしまうこと
です。
私が中学受験生を指導してきた中で、親御さんが焦りから睡眠時間を削らせてしまうご家庭は、決して少なくありません。
しかし、これは残念ながら逆効果です。
睡眠不足の状態で塾の授業を受けても、内容は頭に入りません。 家で長時間問題を解いていても、頭が働かないので解いた内容は定着しません。
親御さんは「勉強時間を確保している」と思っていても、実際には学習効果がほとんど出ていないのです。
私はこうした生徒や親御さんに、いつもこうお伝えしています。



睡眠時間だけは絶対に削らないでください。



ジェフ・ベゾスでも、毎日8時間寝ているんですよ。
世界トップクラスの経営者でさえ、最高のパフォーマンスを発揮するためには8時間の睡眠を確保しています。
ましてや成長期の小学生が、睡眠を削って勉強して良い結果が出るはずがありません。
中学受験において、睡眠は「贅沢品」ではなく「最重要の戦略」なのです。
そして、中学受験はあくまで「通過点」です
ここまで「4月の模試判定に一喜一憂しないこと」「親の関わり方が大切なこと」「睡眠を削らせないこと」をお伝えしてきました。
しかし、もう一つ、保護者の方にぜひお伝えしたい大切なことがあります。
それは、中学受験は、お子さんの人生における「通過点」にすぎないということです。
たしかに中学受験に向けて、ご家庭は何年もの時間と労力をかけてきました。 第一志望に合格してほしい、というお気持ちは当然のことです。
しかし、たとえ第一志望に届かなかったとしても、お子さんの未来が閉ざされるわけでは決してありません。
中学受験を終えた後には、中学・高校の6年間があり、その先に大学受験があります。 さらにその先には、社会人として何十年もの長い人生が待っています。
くばと塾でこれまで指導してきた生徒の中にも、中学受験では第一志望に届かなかったけれど、その悔しさをバネに中高6年間で実力を伸ばし、大学受験で逆転を果たした生徒が何人もいます。
「[高校受験の偏差値 ≠ 大学受験の偏差値]」シリーズでもお伝えしている通り、どの学校に進学したかよりも、進学した先でどう過ごすかの方がはるかに重要です。
だからこそ、4月の模試判定で一喜一憂したり、焦って睡眠を削らせたりする必要はないのです。
お子さんが心身ともに健康な状態で、自分の意思で前向きに勉強を続けられること。
それが、中学受験本番、そしてその先の長い人生で、最も大切なことです。
くばと塾では「お子さんの気持ちに寄り添う指導」を心がけています
くばと塾では、中学受験を目指す生徒一人ひとりに対し、模試の結果を分析するだけでなく、お子さんの気持ちや学習意欲の状態にも注意を払いながら指導しています。



今日は集中できないみたいだから、得意な単元から始めましょう。



最近疲れているようだから、宿題の量を一時的に減らしましょう。
そうした柔軟な対応ができるのが個別指導の強みです。
集団塾のような「みんなと同じカリキュラム」では拾いきれない、お子さん一人ひとりの気持ちと学習状況に寄り添いながら、4月から本番までの10ヶ月を一緒に走り抜けます。
そして、くばと塾は中学受験だけでなく、その先の中高6年間、大学受験までを見据えた長期的なサポートを行える塾です。
小学1年生から高校3年生まで、一人ひとりのお子さんの成長に寄り添って指導してきた経験があるからこそ、目の前の中学受験を「ゴール」ではなく「通過点」として捉え、長い目でお子さんの実力を伸ばしていくお手伝いができます。
中学受験は水もの、です。
しかし、お子さんの気持ちを最後まで折らずに、前向きに勉強を続けられる環境を作ることができれば、入試直前の偏差値以上のチャレンジ校にも合格できる可能性が大きく広がります。
そして、たとえ中学受験で思うような結果が出なかったとしても、その経験は必ずお子さんの将来の糧になります。



4月の模試判定だけで一喜一憂しなくていいのね。
これまで結果を見るたびに焦ってしまっていたけど、 これからは判定の数字よりも、子どもの気持ちや日々の関わり方を大切にしたいと思うわ。
中学受験はゴールではなく通過点。
長い目で子どもの成長を見守っていこう!



今までは判定が悪いと落ち込んでいたけど、 これからは「どこを間違えたか」をちゃんと分析する!
夏休みに苦手をしっかり潰して、9月に模試の判定アップを目指してがんばるわ!
中学受験はゴールじゃなくてスタートだよね。
中学に入ってからも勉強続けて、夢に近づきたい!
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くばと塾はきっとあなたのお役に立てることと思います。
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