
こんにちは、小田急相模原駅前の個別指導塾「くばと塾」です。
今回は、「[高校受験の偏差値 ≠ 大学受験の偏差値 その4]高校受験の偏差値と大学受験の偏差値が違うのはなぜ?」ということについて書きます。
首都圏の小学生の約20%が中学受験をする

高校受験でss50だったら、大学受験でも同じss50だよね。
高校受験の偏差値と大学受験の偏差値って同じなんじゃないの?
そのように思われている方も多くいらっしゃいますが、実際にはそうではありません。
高校受験の偏差値 ≠ 大学受験の偏差値
です。
それはなぜかというと、以下の図の通りです。


首都圏では小学生のうち、約20%(正確には18%)が中学受験をしています。
2024年の私立・国立中学受験率は18.12%で、過去最高を記録しました。
これは約5.5人に1人の割合に相当します。
特に東京都23区内では、2023年度の中学受験率が23%と高く、約4人に1人が中学受験をしています。
さらに、文京区や中央区などの教育意識が高いとされる地域では、私立中学校への進学率が50%を超えるところもあります。
小学6年の卒業前に学力テストを行うと、中学受験生たちは軒並み上位の成績を叩き出します。
これは中学受験で上位校に合格する生徒だけでなく、下位の学校に進学する生徒でも同じことがいえます。
中学受験生用の模試で偏差値30台の生徒でも、非受験生と同じ模試を受ければ偏差値70近くになる
のです。
首都圏の高校受験は「上位20%」がいない中での勝負
そして、首都圏ではそんな小学生の「上位20%」のほとんどが、私国立の中高一貫校に進学します。
ということは、公立の中学校にはそうした「上位20%」のほとんどの生徒が進学しないため、高校受験はそうした「上位20%」がいない中での勝負になるのです。



えー、でも公立の中学校にものすごく勉強のできる子もいるよ。
もちろん、公立の中学校にも勉強にしっかり取り組んで成績優秀な生徒もいます。
しかし、私国立の中高一貫校に進学した「上位20%」の生徒たちは、それこそ特殊訓練ともいえるレベルの英才教育を、公立の中学校の成績上位生たち以上に時間とお金をかけて取り組んでいたりします。
大学受験では「上位20%」が再び現れてくる
そして大学受験では、そうした「上位20%」の生徒たちが再び現れてきます。
中学受験をして中高一貫校に進学した生徒たちは、中高6年かけて、大学受験のためにしっかりと仕上げてきます。
特に上位の中高一貫校では、高2までに中高6ヵ年分の学習を終え、高3の1年間はひたすら大学入試対策を行うという学校がほとんどです。
難関私大や国公立大学を受験する公立高校の生徒たちは、そうした特殊訓練を受けた優秀なライバル(=中高一貫生)と競わなければならないということを、普段から意識することが大切です。



高校受験は上位20%がいない中での競争にすぎないんだね。
高校受験で上位の公立高校に進学できたからといって油断せず、中高一貫校の生徒たちがガリガリ勉強していることを常に意識して、自分も必死で勉強に取り組もう!
ライバルたちを意識した受験指導を行います
くばと塾の大学受験指導ではこうした、
高校受験のときにはいなかった強力なライバルたちの存在
を常に意識してもらえるように心がけています。
たとえ学校内で上位の成績を取っていたとしても、難関大学を受験する場合は、自分の在籍している高校の生徒がほとんどその大学を受験しない場合があります。
その場合、校内で上位の成績を取っていることは、受験の安心材料には全くならないのです。
常に危機感を持って、日々全力で受験勉強に取り組んでもらえるように、くばと塾では学期ごとの三者面談や生徒面談、通常の授業時に、さまざまな資料を用いて説明しています。
この記事を読んで少しでも気になった方は、ぜひ一度くばと塾の「4回の無料体験授業」にお申し込みください。
くばと塾はきっとあなたのお役に立てることと思います。
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