[やる気は自ら引き出せる]モチベーションを上げるための方法

こんにちは。




神奈川県相模原市南区の、小田急相模原駅近くにある学習塾「くばと塾」です。




過去にも一度書きましたが、今回は「モチベーションを上げるための方法」についてご紹介します。

目次

1.モチベーションの大きさを表す公式がある

モチベーションの大きさは、以下の通りです。


モチベーション(やる気)の大きさ = 目標の魅力 × 到達の可能性 × 危機感





モチベーション(やる気)の大きさは、

  • 目標の魅力 … その目標を達成することにどれだけ魅力を感じられるか
  • 到達の可能性 … その目標に到達できる可能性をどのくらい感じられるか
  • 危機感 … その目標を達成させられなければどのような危機が待ち受けていると感じているか


の3つの要素のかけ合わせで表すことができます。



この3つの要素1つ1つを高めていくことで、勉強に対するモチベーション(やる気)を上げていくことが可能です。

2.目標の魅力を上げる


勉強についての目標は、学校の定期テストや模試の成績アップであったり、志望校合格であることがほとんどです。




志望校に合格するためには成績アップが必要ですから、ここでの目標=成績アップとします。




ではこの目標(成績アップ)に対して、よりいっそう魅力を感じられるようになるにはどうすればよいでしょうか。

「絶対に行きたい」と思える第一志望校を見つける


1つ目は「絶対この学校に入学したい」と思えるような、お子様自身にとって魅力ある進学先を見つけることです。




受験勉強においては、これ以上に「目標の魅力」を高める方法はないといっても過言ではありません。




受験学年になってから見つけようとしても受験勉強と志望校探しを両立するのは時間的に難しいため、受験学年に上がる前のできるだけ早い段階で、お子様自身が魅力を感じられるような志望校を見つけておくことが大切です。




高校受験で県立トップ高や早慶・国立大学附属高に合格するようなお子様は、小学生の時点ですでにその学校を志望校として決定している方が多いです。



早くから志望校が決まっていれば、そうした最難関校でも時間をかけて受験対策をすることができますし、モチベーション高く勉強に取り組める期間も長く続きます。




また仮に途中で志望校が変更になったとしても、これまでの志望校よりも魅力を感じられる新たな目標(志望校)を見つけたことになるので、モチベーションはよりいっそう高まるだけなので問題ありません。

お子様自身が「行きたい」と思えていることが大切

大事なのは「お子様自身が行きたいと思えていること」であり、いくら保護者の方が「この学校に行かせたい」と熱望してもお子様の学習意欲は上がらないので注意が必要です。




いろいろな学校の情報をお子様に与えてあげて、その中でお子様が興味を示した学校の説明会や文化祭などに連れて行ってあげることがおすすめです。

短期的には「ごほうび作戦」もアリ


「次回の定期テストで5教科平均〇〇点取る」など短期的な目標の場合、達成したら「〇〇を買ってもらう」や「好きな食べ物を食べる」など、お子様にとって「うれしい」と感じられるごほうびを設定することも有効です。



目標を達成することに対してお子様自身が魅力を感じることができればよいので、「達成したらこうしたい!」と思えるごほうびを設定することは決して悪いことではありません。

3.到達の可能性を感じさせる

目標に対してどれだけ大きな魅力を感じていても、到達できる可能性を全く感じなければ人はその目標を達成させようという気になりません。




例えば野球の守備をしていて、打者が打ったフライのボールがこちらに向かってきたとします。




守備をしている野手から見て、どれだけ猛ダッシュで走ってもそのボールに追いつけそうにないときは、直接ノーバウンドで捕ることをあきらめてワンバウンドなりツーバウンドしてから捕る決断を下します。



しかし全速力で走れば何とかノーバウンドで捕れそうだと感じた場合は、持てる力を振り絞って走り、最後はダイビングキャッチを試みるでしょう。

「本気出せば達成させられそう」と感じられればがんばれる

これは、人は「自分でも本気を出したら達成できそうだな」と感じれば本気で行動を起こすということです。



逆に「どう考えても達成できそうにないな」と感じた場合は、周囲の人間がいくらけしかけても本気で行動を起こすことはありません。



ですから保護者の方や講師は、お子様にいくら無理な目標設定をさせても、その目標に対してお子様が到達の可能性を感じていない場合は、むしろ逆効果になってしまうということに注意する必要があります。

演習量についてはまた別の問題

ここでよくあるのが、「宿題(家庭学習)の量が多いと感じるので、もっと少なくしてほしい」という塾への要望です。




確かに宿題を次回の塾の授業までにこなし切れないとお子様が感じている場合、モチベーションは下がります。




しかし学力というものは演習量の大きさで決まるため、モチベーションを上げるために宿題の量を減らしたとして、その少ない量の宿題をこなしても学力向上にはあまりつながらず、本末転倒になってしまいます。




ライバルたちが10問類題を演習している中で自分だけ1問しか練習していなければ、ライバルに勝てる見込みはないからです。




どうしてもという場合は一時的に宿題を減らす期間を決めて、「その期間は学力は上がらない」くらいの認識で取り組みましょう。




また、その減らされた宿題の量に慣れてしまって元の演習量に戻せなくなるリスクもあるので、そのあたりも注意が必要です。

4.危機感を持たせる


成績上位生に特に顕著に見られるのがこの「危機感」です。




周囲から見ればテストや模試で十分な成績を取っていたり、毎日の勉強時間や演習内容も十分であるのに、本人は「これではダメだ」と危機感を持っていて、さらに上の成績を目指したり毎日の勉強を充実させようとします。




逆に成績下位の生徒にはこの「危機感」がほとんど見られません。




だからといって、無理に周囲の大人が危機感を持つようあれこれ仕向けても、本人が自ら「このままじゃダメだ」と危機感を持たない限り、効果は期待できません。

「〇〇以下の成績を取ったらゲームを◯週間禁止する」


一番オススメなのが、次の学期が始まる前にご家庭でその学期の「定期テストの得点と通知表の成績」について約束を決めることです。




そこでの約束には、「最高ラインの目標」と「最低ラインの目標」の2つを用意します。




「最高ラインの目標」を達成した場合、「〇〇を買ってもらう」や「好きな食べ物を食べる」など、お子様にとって「うれしい」と感じられるごほうびを設定し、ます。




一方で「最低ラインの目標」を達成できなかった場合は、「ゲームを◯週間禁止する」や「スマホを◯週間、保護者に預ける」など、お子様にとって「こうなると結構キツいな」と感じる約束を設定します。


全ては「お子様が納得していること」が大前提

ここで大事なのが「その約束をお子様自身が納得していること」です。




お子様の本意ではないのに保護者の方や講師が勝手に約束を取り決めたとしても、おそらくその約束が守られることはありません。




目標に魅力や到達の可能性を感じさせたり、危機感を持たせるには全て「お子様自身が目標を設定することに対して納得していること」が大前提となります。


お子様が納得するまで話し合う

では設定する目標に対してお子様が納得していない場合はどうすればよいのでしょうか。





答えは「お子様が納得できる目標にする」または「お子様が納得するまで話し合う」です。





お子様自身が考える目標と保護者様の考える目標が異なる場合、お子様を預かる塾側は非常に困ってしまいます。





お預かりする中でその目標が合致すればよいですが、ずっとズレたままだと遠からず悲劇が起こります。





目標に向けて勉強するのはお子様なので、あくまでも「お子様の納得感」を優先させた目標に決定するのがベストです。

5.くばと塾がサポートします


くばと塾ではこうしたお子様の目標を達成させられよう、日々全力でサポートしています。




「具体的な目標がない」というお子様には、長期・中期・短期で目標を設定できるような取り組みも行っています。




どうしても達成したい目標があるお子様も、まだ具体的な目標がないお子様も、ぜひ一度くばと塾の4回無料体験授業へお申し込みください。

目次