受験後の新中1・高1が気をつけるべき3つのこと

こんにちは。

神奈川県相模原市南区の、小田急相模原駅近くにある学習塾「くばと塾」です。

中学校・高校では1学期最初の定期テストが終わり、テスト返却もされてきている時期ではないかと思います。

そこで、今回は中学受験・高校受験を経て新中1・高1になったお子様で、定期テスト結果が思うように行かなかった方に向けて書きたいと思います。

目次

授業の質・量が昨年までとは違うことを理解する

当たり前ですが、学年が上がると学校の授業1回あたりに学習する量が多くなり、その内容もより高度なものになります。

要するに、授業スピードが速くなってさらに難しくなっているのです。

特に今春、中学受験・高校受験を終えた中学1年生、高校1年生の方達は、進学先の学校によっては劇的に変化した人も多いでしょう。

ざっくりとですが、公立の小学校から地元の公立中学に上がった場合の授業スピードは3倍に、公立中学から公立高校へ進学した場合は6~8倍になるといわれています。

受験終了後、

生徒

受験も終わったから塾も辞めてのんびりしよう

と、春休みやGWの間にすっかり勉強する習慣が抜け切ってしまう新中1・高1生も少なくありません。

そうした生徒達が、進学した学校での初めての定期試験でとんでもない成績を取ってしまうのはある意味当然の結果といえます。

では、このような方達が成績を上げるにはどうすればよいのでしょうか。

正しい学習リズムを作る

1学期の定期テストで思うような結果を得られなかった方達が、次回以降の定期テストで成績を上げていくためには、まずは、

今の学校の授業スピードに合った、正しい学習リズムを作る

ということです。

くばと塾では毎年、中学・高校受験生の平均7割以上が進学後も通塾を続けており、そのほとんどのお子様が進学後初めての定期テストで高得点・高順位の成績を取ることができています。

といっても、週に何日も通塾しているわけではなく、大半は週1日、科目は数学だけ(+英語を宿題で出す)、といった感じです。

メインで受講している数学は学年1位を取ってくる、というお子様も珍しくなく、全科目合計の学年順位でも上位10~30%以内に入っていることが多いです。

「週1日の通塾で?」と不思議に思われるかもしれませんが、塾の担当からすると「なるべくしてなった」結果であり、それは全てその生徒自身の努力によるものです。

どこの塾の生徒にもいえることですが、受験後もそのまま通塾を継続される方達は皆、受験直前の学習リズムを大きく損なうことがなくなります。

そしてそのまま、進学先の授業スピードや内容の濃さに対応するために必要な学習リズムを3月~4月に作り上げています。

大切なことは学習リズムを作ることなので、受験前のように週に何コマも受講する必要はなく、週に1回確認するために授業に来てもらい、その中で特に重要な箇所だけ解説などを受けるだけで十分なのです。

東京の大手塾に勤めていた頃、自教室の生徒の中に男子御三家の開成中学に見事合格したお子様がいました。

そのお子様は入学後サッカー部に入部しますが、部活と勉強を両立させるべく個別指導にて英・数各1コマずつ週2日通塾を継続し、初めての定期テストでは見事クラス1位の順位を取ってきたのです。

開成中学といえば2021年6月現在、東大合格者数40年連続1位の超進学校です。

その開成中学でさえ、たった週2日、各教科でいうと週1日だけの通塾で部活動を充実させながらも、これだけの成果が出せるのです。

もちろんこのような快挙を成し遂げられたのはひとえにこのお子様の努力以外にありません。

本当に嬉しそうに成績表を見せてくれたことは今でも覚えています。

一方で、受験後に塾も(ついでに自宅学習も)止めてしまった方はこう簡単にはいきません。

一度抜けてしまった学習習慣を取り戻すには、ある程度ご本人に負荷がかかることは覚悟しなくてはいけません。

塾に新しく通う場合でも学習リズムを早急に組み立てるためには週に2~3日は通塾することが望ましいです。

受験後もそのまま通塾を継続された方達と同じように週1日だけ通塾したとしても、学習習慣が抜け落ちてしまっている状態では、同じような成果を出すためにはかなりの時間が必要になります。

正しい学習リズムを身につけるまでは、費用はかかりますが週2~3日の通塾をお勧めします。

週2~3日の通塾が難しいという方は、時間はかかりますが週1日からでもすぐに通塾を開始すれば、何もしないよりははるかに良いと思いますので、すぐにでも気に入った塾に通い始めることをお勧めします。

他人よりも努力する決心をする

どんな状況のお子様も、次回以降の定期テストや模試で成績を上げようとする場合、少なくとも現時点で自分より順位が高い生徒よりも多く努力しなくてはいけません。

現時点で自分より順位が高い生徒たちは、受験が終わって以降、間違いなく自分よりも何かしら努力して勉強してきているはずです。

日本のプロ野球とアメリカのメジャーリーグで大活躍した元野球選手の松井秀喜さんは、何をやってもすぐに修得できる天才型ではなく、むしろ人よりも進歩が遅かったそうです。

「努力をしなければ人並みにもなれないタイプだった」と、後に松井秀喜さんは語っています。

松井秀喜さんのような大スターでさえ、「努力をしなければ人並みにもなれない」と考えて努力し続けたのです。

現在の成績に不満があり、もっと成績を上げたいと思うのならば、少なくとも「他人よりも努力しよう」という謙虚な心構えが必要です。

こうした謙虚な心構えを持つことができれば、始めは要領がつかめなくても段々と正しく努力できるようになります。

そして、ついには要領がつかめて効率よく学習が進むようになります。

さらに、それを積み重ねれば最後には結果となって表れるようになります。

初めての定期テストで思わぬ結果となってしまった新中1・高1の方達も、厳しい受験を乗り越えて今の学校の合格を勝ち取ったはずです。

受験に合格したということは、その学校のカリキュラムをきちんとこなせる力があるということです。

生徒

私はこの学校の合格チケットを手にした優秀な生徒なんだ。

ということを思い出し、失った自信を取り戻すためにも、できるだけ早く状況を改善してもらえればと思います。

くばと塾ではそんな方達を全力でサポートいたしますので、気になった方はぜひお問い合わせ下さい。

以上、「受験後の新中1・高1が気をつけるべき3つのこと」でした。

それではまた。

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