勉強する「動機付け」をする方法
こんにちは。
今回は「勉強する『動機付け』をする方法」について書きたいと思います。
▪︎「動機付け」は本人以外にはできない
まず、大前提として知っておくべきことは「『動機付け』は外部からできる
ものではない」ということです。
よくお子様に「勉強しなさい」と声をかけられる保護者の方がいらっしゃい
ますが、この声かけが通用するのはせいぜい小学生まで、中学・高校生にな
ると効果があるどころか逆にお子様の勉強意欲を削いでしまうこともありま
す。
年頃のお子様からすると「勉強しなければいけないのは分かっているけど、
親に言われると何だか反抗して勉強したくなくなる」という気持ちが働くの
だと思います。
これは正に「外部から『動機付け』しようとして失敗する例」だといえます。
イソップ寓話「北風と太陽」でいうと、保護者の方は「北風」的なアプロー
チでお子様に勉強を促していることになります。
勉強する「動機付け」は、勉強する本人であるお子様にしかできません。
▪︎「動機付け」のために外部からできること
では、お子様に勉強してもらいたいと願っている保護者など外部の人間がで
きることはないのでしょうか。
答えは「勉強する『動機付け』は外部からはできないけれど、『動機』につ
ながるきっかけ作りはできる」です。
「北風と太陽」でいうと、「太陽」的なアプローチをするということです。
「太陽」は「旅人」のコートを脱がせるため、燦燦と照りつけるという「コ
ートを脱ぐ『動機』につながるきっかけ」を作りました。
結果、「旅人」は「暑いな。コートを脱ぎたいな。」と、自ら「コートを脱
ぐ『動機付け』」をしたのです。
この「太陽」的なアプローチを勉強に置き換えてみるとどうでしょうか。
ポイントはお子様が「勉強したい」と自ら思えるように働きかけることです。
例えば、「模試や定期テストで目標点を決め、目標を達成したらご褒美を買
ってもらえるように約束する」など短期的なものも効果的ですし、「一流大
学や有名大学などに連れていき、魅力的なキャンパスや格好いい大学生のお
兄さんお姉さんを見せることで『勉強をがんばってこの大学に行きたい』と
思わせる」など長期的なものも有効です。
▪︎「動機付け」はできなくても「熱意」は伝えられる
お子様が何に魅力を感じて「勉強する『動機』」となるのかは、お子様一人
一人によって異なります。
保護者の方や学校の先生、塾講師はこのお子様によって一人一人違う「『動
機付け』となるきっかけ」が見つかるまで、あの手この手で働きかけること
しかできません。
すぐに見つかるお子様がいれば、中々見つからなくて勉強をやる気になって
もらえないお子様もいます。
しかし、中々やる気が出ないお子様にも「勉強をがんばってもらいたい」と
いう周りの熱意は少なくとも伝わりますから、ここからは周りの大人とお子
様の「我慢比べ」でとにかく辛抱強くアプローチを続けることが大切です。
「動機付け」はできなくても「熱意」は伝えることができる。
くばと塾ではこの「熱意」を伝えられるよう意識して授業に臨んでいます。
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