夏休みの学習法(高校受験生)

こんにちは。
気がつけばもう夏休みに突入してしまいましたが、今回は前回に引き続き
夏休みの学習法について書きたいと思います。
■夏は「質」より「◯◯」を重視しましょう!
今回は中3生(高校受験生)におすすめする「夏休みの学習法」です。
これまで模試などでも上位の成績(偏差値60〜75)を取ってきた方でも、
大抵は「短時間集中型」の学習法で勉強してきた方がほとんどだと思いま
すし、中堅・下位の成績の方についてはおそらく家庭学習はテスト前以外
はほぼ皆無だったのではないでしょうか。
ここで、受験生の学力が最も伸びる夏明けの9月〜翌2月にどのような状態
でいると理想的なのかを考えると、「長時間(1日10〜12時間)集中して
勉強できる受験生になっている」ことが一番いい状態だと言えます。
では、9月以降その状態に達するために夏休みはどのように学習すればよい
のでしょうか。
答えは「勉強の『質』はひとまず置いておいて、とにかく『時間』を重視
して勉強する」です。
勉強の「質」は誰でも累積学習時間に比例して良くなってきます。
その累積学習時間を少しでも多く稼ぐことと、長時間(1日10〜12時間)
学習に耐えられる体力と集中力を養うことがこの夏の最重要課題なのです。
「短時間集中型」で勉強してきた成績上位生はこの夏「長時間学習」をする
ことで一旦、勉強の「質」は低下するかもしれません。
しかし、それでもめげずに「長時間学習」を続けていると自然と「質」も上
がってきますから安心して下さい。
■「1日に勉強する◯◯数」によって学習効果が大きく変わる!?
「長時間学習」をするに当たって、いくつかポイントがあります。
まずは「できるだけ1日に多くの科目の勉強をする」ことです。
これは5科目入試の公立高志望の方はもちろん、3科目入試の私立高志望の方
にも当てはまります。
満遍なく学習するという意味でも大事なことですが、「勉強に飽きさせない」
・「満足させない」という点でも効果的です。
1日に1つの教科ばかり勉強すると「これだけやった」という満足感が出てくる
ため、達成感はあります。
しかし、同時に「何だか飽きてきちゃったな。もうこれだけやったから今日は
勉強はいいか」と勉強に対するモチベーションは下がります。
一方で1日に5教科を勉強すると、1日に10時間勉強したとしても1教科あたり2
時間です。
そうなると「もうちょっと勉強したかったな」というところで別の教科に切り
替えなくていけなくなるため、「明日はあれを勉強しよう」と次回学習するモチ
ベーションにもつながります。
さらに、どの教科も毎日勉強を続けていると「短期記憶」が「長期記憶」に変化
して、学習した内容が忘れにくくなりとても効果的な学習になります。
1日に勉強する教科数によって、こんなにも違いが出てくるのです。
このことをよく理解して夏期学習に取り組んでみて下さい。
■「◯◯する」ことが長時間集中して勉強できる最大の秘訣です。
「1日に10時間も勉強するなんて、途中で疲れちゃってできないよ」と諦めている
中3生もいらっしゃるかもしれません。
当然ですが、長時間に渡って勉強すると疲れます。
しかし、このことを実践していただければ1日10時間学習も可能になります。
それは、「疲れる前に休む」ということです。
「何だそれ!?」と思われた方も多いかもしれませんが、実際に長時間学習ができて
いない方のほとんどが、休憩を取らずに限界(3〜4時間)まで勉強して力尽きて勉
強をその日は終了させてしまったり、他の受験生にちょっかいを出して遊んでしま
ったりしているはずです。
中学生が集中して勉強することができるのはせいぜい30分〜50分です。
「25分勉強したら5分休む」・「50分勉強したら10分休憩する」など、こまめに休憩
することで比較にならないくらい集中力は持続するようになります。
こちらもぜひ、実践してみて下さい。
■くばと塾では「成果の出る勉強の仕方」を指導しています!
くばと塾ではこうした「効率の良い勉強法」が身につくよう、日々の授業に取り組んで
います。
「教育」は英語で「education」といいますが、語源はラテン語の「educo(=引き出
す)」です。
今まで数多くのお子様をお預かりしてきましたが、言えることは「どのお子様も素晴らし
い勉強の才能がある」ということです。
早慶付属高や中学受験の男女御三家に合格する生徒と、その他多くのお子様に才能の違い
は正直なところ殆どありません。
「正しい方法で必要な分の勉強をしてきたかどうか」だけです。
お子様自身に勉強する意志がなければ残念ながら勉強の才能を引き出すことはできませんが、
「勉強をがんばりたい」という気持ちが少しでもある方は自信を持ってお預かりすることが
できます。
ぜひ一度、くばと塾に足を運んでみて下さい。