今回は「難しい漢字を楽に覚えられる方法」について紹介します。
難しい漢字の代表的なものとして「薔薇(ばら)」があります。
この漢字を覚えるために何をすればよいかというと、「それぞれの
漢字の覚えにくい部分に赤丸をつける」だけです。
では薔薇(ばら)のどこに赤丸をつければよいか考えます。
まず「薔」も「薇」も「くさかんむり」がついていますが、薔薇
(ばら)は植物ですからここは覚えやすい部分といえるので赤丸はつ
けません。
次に「薔」を見ていきますが、「薔」の一番下の部分は「回(まわ)
る」という漢字でここも簡単です。
しかし真ん中は「土」の中に「人」が2つ書かれていて、他の漢字
にはない珍しい(=覚えにくい)部分ですから、ここに赤丸をつけます。
そして「薇」ですが、「くさかんむり」の下は微妙(びみょう)の
「微(び)」という漢字によく似ています。
しかしよく見ると「山」の下の部分が少し違いますから、ここは注意
して覚えなければならない(=覚えにくい)部分といえるので、ここに
赤丸をつけます。
赤丸をつけたら、今度は赤丸のつけられたこの漢字をじっと眺めて、
赤丸のついた部分を重点的に覚えるようにします。
以上で「薔薇」という漢字を覚える作業は終了です。
「本当にこれだけで覚えられるの?」と思われる方も多いかもしれま
せんが、このやり方で大抵は覚えられます。
目安としては、「薔薇」のような二字熟語なら10分程度で15~20問
ほど覚えることができます。
しかし、薔薇については「くさかんむり」・「人」・「土」・
「回る」・「微」という漢字や部首を覚えていることが前提となり、
中学生以上の方が対象となりますのでご了承ください。